公益財団法人消費者教育支援センター主催の「消費者教育教材資料表彰2018」において優秀賞を受賞しました!
※受賞は2017年度版の教材です
「あやしい」サイトやアプリと、そのリスクを見きわめる
近年、小・中学校では1人1台端末環境が整備され、ICTを活用した教育や学習が進められています。しかしながら、学校端末や個人端末の活用にともなうトラブル、例えばアカウントのっとりや個人情報の安易な入力なども散見されます。学校や家庭でネットに触れる機会が多い現代の子どもたちにとって、自身の個人情報をどのように守り、ネットを安全に活用していくかは大きな課題となっています。
こうした課題を踏まえて、私たちは、主にネットやアプリにおける「あやしさ」とそこから考えられる「リスク」について、子どもたちの見きわめる力をトレーニングするための教材を開発しました。2017年度に開発した情報セキュリティ教材を全面的に刷新し、現在主流となってきた情報セキュリティリスクを組み込んだ内容となっております。
ぜひ本教材をご活用いただき、情報活用能力を育むための情報モラル教育および情報セキュリティ教育を実施いただければ幸いです。
メッセージ
教材開発:静岡大学教育学部 准教授 塩田真吾
これからの情報社会では、「情報を上手に活用する力」と「情報のリスクに対応する力」である情報活用能力が求められます。この情報活用能力には、情報モラルや情報セキュリティに関する資質・能力も含まれ、学習指導要領の解説においても「情報には誤ったものや危険なものがあることを考えさせる学習活動」が推奨されています。ぜひ本教材をご活用いただき、子どもたちの情報活用能力を育成いただきたいと思います。
プロフィール:早稲田大学大学院博士課程修了、博士(学術)。静岡大学助教、講師を経て現職。専門は、教育工学、情報教育、授業デザイン。「社会とつながる授業」をテーマに、さまざまな企業と連携しながら「授業デザイン」について工学的に研究している。主な著書に、『行動改善を目指した情報モラル教育』(2018)などがある。
メッセージ
教材開発:鹿児島大学大学院教育学研究科 助教 髙瀬和也
安全人間工学の観点では、リスクがあるかないかを発見するだけでなく、そのリスクがどのくらいの大きさなのかを「分析」「評価」することが重要です。本教材を活用した情報セキュリティ教育では、ネットやアプリにまつわるリスクについて、どのくらい大きなリスクなのかを見きわめるトレーニングとなることが期待できます。ぜひ本教材をご活用いただき、リスクに対応する力に着目した学習活動を実施いただければ幸いです。
プロフィール:早稲田大学大学院博士課程在学中、修士(教育学)。専門は、教育工学、安全人間工学、情報セキュリティ教育。人のエラーをどのように減じられるかについて、安全人間工学の観点から研究している。主な論文に、「ヒューマンエラー対策手法を用いた個人情報漏洩を防ぐ教員研修教材の開発と評価」(2018)などがある。
カスペルスキーの情報セキュリティ教育支援について
スマートフォンが爆発的に普及し、ネットと生活との結びつきがさらに強まる中で、新たなサイバー犯罪も顕在化しています。
そこで何よりも問われるのが、一人ひとりの情報セキュリティリテラシーです。
私たちは、これまで情報セキュリティ啓発教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう(小中学生編)」「ネットの『リスク』を見きわめよう(高校・大学生編)」「ネットの『あやしい』を見きわめよう(シニア編)」などの開発と配布を通じ、小中高校生やIT初心者、シニア向けにさまざまな情報セキュリティ教育支援を行っています。
授業の進行について
簡単にやり方を説明した後、ワークショップ形式でWebやカードを使い、
自分自身の個人情報を守りながら、ネットの安全な利用について学べる授業を行います。
ダウンロードできる教材と資料
教職員、ICT支援員、啓発ボランティアなど
実施対象:小学校高学年、中学生、高校生など
※基本的に無償で情報セキュリティの啓発活動を行っている方ならどなたでもご利用いただけます。
有償セミナーや販売促進目的でのご利用の場合は下記弊社窓口までご相談ください。
カスペルスキーCSR窓口 jp-csr@kaspersky.com